70年来のお友達 ― 2022年02月27日 17:29

ここ数ヶ月以来、ずっと「今度こそは効かないないのでは?」と諦めの気持ちの朝を迎えてきましたが、最近やっと、「朝、目覚めた瞬間に、今日もまた辛い一日が始まる」と言う気持ちが薄くなりました。
精神科医曰く、「日常が普通ではないので、薬が効いてもhappyと言うほどの気持にはなりませんが、薬は必ず効きます」とのこと。
朝目が覚めて、過呼吸がきて、さらに震えがきた時は、もう一人で乗り越えることはできません。Bangkokで唯一のinternationall hospitalでは、即入院をさせてくれましたが、日本ではそうもいきません。
そんな時にいつも頼ってしまうのが、「3歳からのお友達、和子ちゃん」。「私、辛いよ〜」と言う泣き言を聞いてくださるだけでなく、薬学科出身なので、説得力があります。
それにしても、帰国をしてからずっと、私が壊れた時に、お付き合いくださりありがとね。そして、今日も「お元気ですか?」と。
私たちが子供の頃は、通りを隔てた和子ちゃんの家に、まるで「隣の家に行くように」行き来をしていました。今は、明治通りと靖国通りの抜け道となっているので、交通量も多く、新宿まで歩いても行けるので、ほとんどマンションになってしまいましたが。
中学の時は、ちょっと遠回りをして、お互いに試験の結果の答え合わせをしながら帰ったものです。和子ちゃんと、答えが違うと、「がーん!」と落ち込みました。
高校も、和子ちゃんは戸山高校、私は駒場高校と別れ、和子ちゃんは理系に進学をして、やっと競争関係でなくなり、ほっとしたことを今でもよく覚えています。
和子ちゃんご一家がParisに転勤をなさった時に、私はSydneyに。お互いの手紙のやりとりは段ボールいっぱいになりました。今でも、あの時の手紙を出版したかったと、残念です。
=写真は、calligraphyがご趣味の和子ちゃんからの、birthday cardです。=
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