泣かないで・・・2022年02月16日 14:48

 
 昨日の、パシュート女子の決勝は、酷いというか、辛い結末でした。金メダル候補と言われての銀メダル、メダルが取れただけで嬉しい銅メダル・・・見るこちらも複雑な心境です。

 昨夜はフィギュアを最後まで見てしまったので、今朝の4時起きはかなり辛かった。でも、下痢をしたりトイレを失敗して、身体を小さく丸め、首をすくめて私を見るほろに、たった4kのしかも老犬のほろに、私はなんと言うことをしてきたのだろう?と。これからは、どんんなことがあっても、イライラと後始末をすることをやめました。
 
 羽生選手が「氷の神様に嫌われちゃったのかな、一日一善ではなく、十善くらいやらないといけないのかな」と言う言葉には切なさを感じましたが、私も神様に「夫の世話も、老犬の世話も、悔いのない様にやりなさい」と言われているのかもしれません。

 淳子さんが亡くなったことをお知らせした方と何人か、LINEがつながっており、そのうちのお一人が、偶然同じことを書いてくださいました。「悔いが残らない様に」と。

 変死扱いだった母の死に事件性ありと、再捜査が始まった直後に、あの阪神淡路の大震災。神戸大学に保存されていた、母の解剖記録は全て消え、既に亡くなった人間の再捜査どころではなくなりました。

 スープの冷めない距離にと、神戸の同じマンションに引き取った母との最後のやりとりは、朝の6時の電話。「洋子、今日は特に具合が悪いの」→「原稿書きで、今さっき寝たところ。毎朝電話をしてこないで」→「わかりました、もう2度と電話はしません」と言うやりとりの翌日に、母は酷い姿で倒れていました。

 そして、ほろは息子の犬ですが、私のVitoには、もう30分早く私がVitoの異変に気がついていたら・・・と言う気持ちが、今でも拭えません。翌日から、Chiengmaiに行くことになっており、気持ちがそっちに行っていました。

 しかし、本音のところは、毎日いつまでこの日々が続くのか、私も気持ちがいつまで保つのか、などなど不安がいっぱいです。来週は、ケアマネージャーさんがいらして、夫に紙パンツを勧めてくださることになっています。

 プロの手に委ねられることは、プロにお願いをしようと思っていますが、結局現状の介護制度では「お世話をする人がいる場合(うちの場合は私)、なかなかその制度が活用できません。

 私達は再婚同士なので、出会った頃はもうそう若くはありませんでしたが、出会った頃の彼を思い出すと、彼に紙パンツを勧める日々が来るとは・・・。

=写真は、ROCのワリエワ選手の昨日のショート。まだ15歳のこんなに可愛い少女が、こんなトラブルの渦中にと思うと痛々しい。=