ユリアンナ・アヴデーエワ ― 2022年02月26日 13:01

毎日、月〜金の NHK BSの早朝の音楽番組「クラシック倶楽部」を録画をして、朝食の時に流しています。
今朝は、数日前の「ユリアンナ・アヴデーエワ(Yuliannna・Avdeeva)さんの、ショパンプロを。
2010年、アルゲリッチ以来45年ぶりに、女性がショパン国際コンクールに優勝した、ロシアのピアニストさんです。
ステージ衣装は珍しい「パンツ姿」。番組の途中にinterviewが入り、「ある演奏会で、ラヴェルの夜のガスパールの絞首台を弾いていたときに、違和感を感じた」とのこと。
それは、この豪華なドレスで、「絞首台」を弾いていることへの違和感と気づき、それ以来、ご自分自身も、聴衆の皆さんも「純粋に音楽の世界に浸ってほしいのでドレスをやめた」とおっしゃっていました。なるほど・・・。
この日のメインは「ショパン ソナタ第3番」。優美なメロディーに溢れつつvirtuoso的な技巧を必要とする、ショパンの最高傑作の一つと言われています。ついぞ弾けなかったけれど、私も大好きな曲です。
そして、ショパンコンクールで優勝後に、幸運なことに「コモ湖畔の国際ピアノアカデミーで研鑽を積むことができ、自分自身が解放された」とも。
ここは、ショパンコンクールに限らず、様々なコンクールで優勝した人たちが、さらに研鑽を積むために入学をするところで、毎年400人ほどの希望者の中から、選ばれるのは7人にも満たない、難関のようです。
イメージしやすく説明をすると、あの「愛の不時着」で、ヒョンビンが亡くなったお兄さんの跡を継いで、軍隊に入る前に留学をしていたところです。
ネタバレになりますが、「ラストシーンの、二人で音楽学校を作り、そこでのコンサート」と言う、美しい湖畔の街です。
=演奏が始まると、その雰囲気とは違う、豪快な演奏に惹かれました。もちろん、溢れるような繊細さも。=
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