微笑みの国から

あまり信じていただけないのですが、実は私、高校生のときはリレーの選手でした。だから、今でもリレーの競技は、人一倍ワクワクします。

ピアノをやっていたため、全てに完璧を期する母は、中学も高校も、まず学校にいき、担任の先生に事情を話して「球技はさせないでほしい」と。

でも昼休みは早めに校庭に出て、home baseにバット＆グローブ一式を持って、仲間のために陣地取り。
男の子たちが「そこを貸してくれよ〜」と言っても「イヤ！」

唯一、指には関係ないからと許されていたのが水泳。
特に大好きだったので、体育で水泳の試験のときは、他の授業の代返を頼み、１時間目からswimming　capを目深にかむり、頼まれたクラスメイトの代わりに泳ぐ＆泳ぐ。

ところが、午後になって「キミ、朝からずっとプールに居るよね」と。先生には、とっくにばれていたのでした！

もしピアノをやっていなかったら、体育の先生になっていたかもしれません。そして、小学校に「親子リレー」ならぬ、「祖父母孫リレー」があったら、絶対に走る！

＝８月も半ば過ぎの鬼押出しは、もう初秋の気配で、高山植物がほんの少し。昔、夏休みに子供達を連れていき、江戸時代の大噴火のことを説明した記憶がありますが、この日は閑散としていて、中国人観光客のみなさんがにぎやかでした（と言うよりも、うるさかった）＝

駒場高校のグループのひとりが、ここ10年以上いろいろな病気と闘ってきて、彼女のpositiveな性格故だと思うのですが、克服しつつありました。

でも最近、足の浮腫と痛みがひどく入院を。
膠原病もあるので、最初はその治療のためのステロイドによる副作用ではないか？との診断だったようですが、今日、最悪の結果が出たと。
悪性リンパ種の再発でした。

入院中は、mailも鬱陶しいことがあるかと、簡単な文面に主にスタンプの往復で、今日は夕方、私から「敬語くまさん（言葉使いが敬語なので）スタンプ」の「こんばんは！夕食はすんだ？」という返信が、このような報告でした。

「ノーテンキなmailを送ってしまい、ごめんね」という私に、今度は「アライグマが冷や汗をかいているスタンプ」が。

この冬は、フィンランドに住む彼女のお友達に、安い宿を探してもらい、オーロラを見ることができるまで滞在をしよう、と言っていたのに・・・。

友達って、無力。彼女のために今、何も出来ない。
でも、来年はオーロラを見に行こう！