ウィリアム・チキート2022年05月25日 16:10

 
 先週の「別府音楽祭アルゲリッチ」の演奏の「アルペジオと半音階のスケールで、ご飯が3杯食べられる」と、一緒に行った友人は表現(上手い!)をしていましたが、私はまだ余韻に浸っています。

 プログラムの最初は、H.ベルリオーズの序曲「謝肉祭」。最後にJ.ブラームスの交響曲第1番 ハ短調、そして今回の私の目的は、R ・シューマンの「ピアノ協奏曲 イ短調」。

 この日のオーケストラは「東京音楽大学オーケストラ・アカデミー」でした。アルゲリッチのピアノコンチェルト、それもシューマン・・・一生の思い出になることでしょうね。いいな、いいな!

 事前にプログラムをよく見ていなかったので〜タイで白内障の手術をしてから、どうも右目の調子が悪い〜コーンサートマスターは、学生ではないような気がしていました。特に最後のブラームスは、音のバランスが気になりましたが。

 家に帰ってメガネをかけてよく読んだところ、ウィリアム・チキート( William Chiqito)氏で、世界中で演奏活動を展開している期待の若手とのこと。

 コロンビアのメデジンのスラム生まれ。2006年画家フェルナンド・ポテロから奨学金を受けてイタリアに移住し、フィエゾーレ音楽学校で学び、後に同校で教鞭もとっているとありました。

 今月は5月31日に、熱海のMOA美術館開館40周年記念の「熱海座 マルタ・アルゲリッチ&人間国宝大槻文藏 スペシアル公演」があるのですが、夫とほろを置いては出掛けられず、残念! 

=写真は、William Chiqitoさん。素晴らしい才能が悲惨な運命に翻弄されず、本当に良かった!別府音楽祭の4枚の写真の、一番右の方です。=